木造軸組工法

土台敷き

土台敷きでは、基礎コンクリートの上に、土台や大引を設置していきます。
基礎工事も大切な工事ですが、土台敷きやその後に行われる構造部分の作業も、建物の骨組みとなる重要な工事です。

まずは、尺杖(しゃくずえ)を使用して基礎に墨を出し、ラインを取ります。
そのラインに沿って、床下換気の役割を持つ基礎パッキンを配置していき、土台を敷いていくという流れです。

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柱建て

柱、梁はプレカットされた状態で現場に搬入されますが、現場ではそのそれぞれの木材を決められた位置に設置して組み上げていく作業を行います。これが「柱建て」です。

柱、梁には印があるので、それを確認しながら的確な位置に材料を運んでいきます。作業が進み、1階の柱が建った後、2階の床が貼られていきます。その床が終わったら、次は2階の柱を建てていく、という流れです。

この作業を早く、正確に行っていくのがポイントです。

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棟上げ

一階部分と二階部分が出来上がりましたら、次は棟上げと呼ばれる天井・屋根の骨組みをつくる作業に取り掛かります。
屋根は一番高いところから建物を守るための部分ですので、より丁寧かつ正確な作業が求められる作業です。

また、屋根まで材料を上げる必要がありますので、クレーン車を使用したり、高さのある場所で施工したりすることがあります。
これまでの作業よりも特に安全に気を配り、怪我のないよう取り組むことが大切です。

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屋根仕舞

最後に、屋根の骨組み部分に、合板を貼りつけていきます。
屋根の全面に隙間なく合板を張りつけ、作業が完了すれば、建物の骨格が完成です。

建物の骨格が出来上がれば、建て方の仕事が一区切りとなり、その後、より外観の強度を高め美しく整えるために、外壁工事・屋根工事、水道・電気といった内部仕込みまでの施工が行われます。

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